GENKYの攻めどころが面白くてまんまと買いそうになる点

2018.4.13放送分{FMららで加納がパーソナリティをつとめる番組コーナー「Let’s Makeover!」より、放送内容を抜粋して再構成

 

食料品とか、日用品ってどこに行きますかね?

もちろん、住んでいる地域っていうのは、当然重要になって来ますよね。どこか一箇所に決めて、そこしか行かないっていうのは、ないと思うんですよね。

特に、主婦の皆さまともなりますと、家計を考えて、特売のある日を選んで使い分ける。これは常識なわけです。

そりゃいろいろ見たいしね。好きなものってありますから。

ただまあ、近所にありますとね、やっぱりそこの常連になるというのが、生活というものだと思うんですよ。

何が言いたいのかというと。

このコーナーは、クリエイティブな視点、売れるヒントですから、今日話したいのは、お店の戦略転換、ポジショニングについて、お話ししたいと思います。

この間、週末にね、「G」がつくお店に行ってきました。えー、ドラッグストアですね。ドラッグストアですが、ここはね、プラス食品というウェイトが高いところです。ここがポイント。

ドラッグストアと言いますと、この辺(岐阜)だと「v」とか「S」とかね、当然お薬、日用雑貨、この辺が充実しているところ、そういうイメージがありますが、ここは少々違いますね。

で、ちょっとマイナー商品というか、マニアックな品揃えなんですよ。もちろん、どこのお店に行っても、手に入れられるもの、そういうナショナルブランドの商品、売れ筋の商品、これは大切なんですよ。でも「あ! これこれ! ここでしかないけどすきなんだよねー」っていうものがあると、買い物する方も楽しいんですね。

で、このお店は、特にお菓子がお安い。

で、変わったお菓子がある。

輸入品っぽいんだけど、やたら安い。

わたしあの、むかしはカンカンに入ってた、クッキー? 高級っぽいやつ、あるじゃないですか。あれが好きだったんですよ。特にザラメがついたあの、やつね。ココナッツの香りが強いものとか、荒いめの歯ざわりでね、なんていうものか名前わかんないけど。

昔は高かったじゃないですか。カンカンに入ったクッキーなんてさ、年に何回も食べられませんよ。それが、カンカンじゃあないんだけど、えーとね、260えんくらいだったかな。すんごい安いの。味は、昔食べたそれと遜色ないんですよ。

たったそれだけですよ。それだけなんだけど、それ買うために行くんですよ、ええ年したおっさんが。クッキー買いに。ついでにビール買いに。いくわけ。安いから、奥さんも喜ぶわけ。

話それましたけども。

先日、行ったらですね、そしたらね、あれ? と。

生鮮品があるんですよ。生鮮品、野菜、お肉、お魚ね。でこれ、普段はないんです。週末だけなんです。ここが面白いんですよ。(現在は多少状況変わってるかも)

どういう意図でやってるかはわかんないですよ。

ですが想像するに、週末、家族でレジャーに行きますわね、帰り疲れたから、大きいスーパーがしんどい時もある。

そんな時は近所で済ませたい。そう思うこともありますよ。でも、やっぱりドラッグストアじゃ、買うものないんですよ。

または。

レジャーしますわね。お庭に出てBBQしますわね。そすると、肉買います、野菜買います、お酒ジュース買います、そんなこんなで日焼け止め買います、

紙コップ、紙のお皿買います。

これ今までだとホームセンター行ったり、スーパー行ったり、百円ショップ行ったりって、手間なの。

まそれも楽しんだけどね。やっぱり当然ながら、一長一短あります。

でも、この週末のわちゃわちゃしたものを、手軽にさっと済ませられる。そういう存在のお店、これ実はなかなかないんですよ。

で、これを見た時に、あ、こりゃうまいことやったなと思ったんです。

こだわらなきゃね、ワンストップで済んじゃう。こだわる人はダメですよ。これがないとダメって人ね。日用品も、おやつも、ついでにおかずも。

ちょうど昔の、足らないものを、近所の食料品店に買いに行くような、そんな感じですね。今じゃ、都会の商店街でしか見かけません。

これを見た時にね、アメリカの「ターゲット」っていうお店を思い出しました。ターゲットっていうのは、アメリカのディスカウントストアです。どっちかというと雑貨屋。比較的おしゃれな雑貨店、日用品店。

アメリカは日本よりも、もっともっと住み分けができてますからね。もちろん日本もありますけども。そのターゲットが、もう5年くらい前になりますかね、生鮮品を置くようになったんです。この生鮮品を置くかどうか、というところで、住み分けの垣根を超えるポイントになるんですよね。

生鮮品を置くということは、スーパーに対抗するということ。買い物頻度を高めて欲しい、ということですよね。

ですから、その買い物をするタイミング、生活のリズム、地域住民の行動範囲の中に溶け込まないといけないわけです。

大型スーパーは、そこへ行くこと自体が、ちょっとしたレジャーですね。しかし、近所のディスカウントストアは、毎日の買い物に使いたい。こういう側面がある。ところが、大型店化してきたことによって、いま、日本、特に、この田舎には、近所のサクッといける食料品店が、あるようでない。

このちょっと抜けた穴を埋めようとしているんじゃあないかなぁと思うんですよね。そこをより外さないために、まず週末からやってるのかなあと、感じています。

 

FMららで加納がパーソナリティをつとめる番組コーナー「Let’s Makeover!(毎週月曜日お昼11:40〜12:00)」放送中!FMらら公式サイトはこちら↓

岐阜県中濃地域のコミュニティFM|FMらら76.8MHz

 

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