AIは子供達の夢を奪うのか。

9歳になる息子の参観日。
10年後の夢を発表するという授業内容です。

芸能人、水泳選手、サッカー選手、
学童の先生、空手家、警察官、
助産師、イベンター、ピアニスト、
漫画家、飼育士、小説家、
やさしいおばあちゃん。

クラス35名、
夢のバリエーションの豊かさに、
胸とお腹がいっぱいになります。

10年後の就職事情は、
今とは明らかに違うはず。
AIが発達すれば、車は自動運転になり、
製造、事務作業、受付業務、
技術職、士業や資格仕事も、
さらにクリエイティブまで、
なりたい仕事が本当に「夢」のままで
終わってしまうかもしれない。

と、一言で片付けたくないなぁ。

夢は変わるし、変わっていいんだけど、
35人だけでもこのバリエーションなのだから、
やっぱり、好きなもの、好きなこと、
楽しいこと、うれしいことは、
みんな違うんだよねぇ。

彼らの個性を味わっていると、
大衆を振り向かせるポイントを探す
広告という仕事に、
もちろん必要で面白いんだけど、
ちょっぴり虚しさを感じるのですよ。

複雑なデータの網の目を
掻い潜って答えを出すのは、
あれ? AIさんの得意分野じゃん!
と、身震いがして、いやいや、
これは寒いからだと
自分に言い聞かせるのでした。
さて、その子供達。
本当にそう思っているかどうかは別として、
人を喜ばせたい、人を笑顔にしたい、
と、語る彼らはみな、
なりたい夢も、その理由にも、
相手とのコミュニケーションを
望んでいるのでした。

これは、私が忘れているだけなのか、
これから向かっていく世の中への
予防線のように思えたのですよ。

子供達はもうごく自然に
対応していっているのかな。

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